- 「カーリースは途中解約ができないと聞いた」
- 「ペットをクルマに乗せられない?」
- 「カスタマイズがしたい」
- 「走行距離制限ってなに」
- 「カーリースって本当にお得なの?」
など、この記事では、上記のようなカーリースのデメリットについての疑問や悩みを解決します!
カーリースは、近年サブスクの浸透とともに利用者が増え、新規参入業者が多く、サービスの差別化が進み、どんどん進化しています。
しかし、
以前のサービス内容をもとに「デメリットだらけ」と口コミサイトで回答されていたり、カーリースのライバル業態である新車販売業者や中古車販売業者がカーリースは「デメリットだらけ」と事実とは異なった内容で解説していたりするケースも少なくありません。
カーリースのデメリットとされる特徴は、実はカーリース特有のメリットを生み出す仕組みから生じています。
そこで今回は、カーリースの本当のデメリットを徹底解説。解決方法も紹介します。
仕組みを理解して自分にあったプランやカーリース会社を選ぶことで、カーリースのデメリットは回避できます。
カーリースのデメリットに関わる仕組みと特徴をわかりやすく詳しく解説しますので、お得なクルマの利用方法を検討する際に、ぜひ参考にしてみてください。
カーリースのデメリットは?
ここでは、カーリースのデメリットと言われる特徴、デメリットが生じる仕組み、デメリットの原因となるメリットについて詳しく解説します。
カーリース会社はデメリットとされる特徴を理由もなく利用者にただ押し付けているわけではありません。
デメリットとされる特徴は、利用者にメリットとなるサービスを提供することが原因で生じています。
カーリースのデメリットとされる特徴は、下記6つです。
デメリット.1:走行距離制限がある
残価設定をするカーリースは、走行距離に制限が設けられています。
ただし、残価設定をしないカーリースは、走行距離に制限がありません。
残価設定とは、契約時に、契約満了時の残存価格を予測して設定すること。
つまり、走行距離制限は残価設定の仕組みがポイントとなります。
走行距離に制限が設けられる理由
走行距離に制限が設けられている理由は、リース料金を安くお得にするためです。
カーリースは、契約時に、契約満了時の残存価格を予測して設定し、車両代金から予測した残存価格を差し引いて、リース料金を算出します。
契約終了までクルマの価値を維持することで、返却されたリース車両は予測した残価で中古車として販売できるようになります。
走行距離はクルマの価値の目安となる指標で、残存価格を維持するために、走行距離に制限が必要になります。
つまり、走行距離に制限を設けて予測の残存価格を高くすることで、車両代金から差し引く金額が多くなり、安い料金で新車を利用できるようになります。
したがって、距離制限は、デメリットばかりではなく、新車を安くお得に利用できるメリットを成り立たせるために必要不可欠な仕組みのひとつです。
制限距離はクルマの使用目的にあわせて選択する必要がある
「2022年全国カーライフ実態調査」のデータでは、日本での年間走行距離の平均は6,727kmで、年間走行距離16000km以内の人の割合は96.6%、11000km以内の人の割合は90.1%(下図参照)です。
出典:ソニー損害保険株式会社
一般的なカーリース会社で選択できる走行距離制限は、1000km~1500kmです。年間に換算すると12000km~18000kmですので、上記の統計データによると、全体の90.1%~96.6%の人が含まれることになります。
したがって、生活圏での買い物や家族の送り迎え、休日のドライブといった一般的な利用では、カーリース会社が設定する制限距離は十分な距離ですので、走行距離制限を気にする必要はありません。
しかし、長距離通学や通勤に毎日クルマを使用するハードな使用目的のケースでは、カーリース会社が定める制限距離をオーバーしてしまう可能性がありますので、往復で何kmになるのか、月々の平均走行距離を算出しておく必要があります。
制限距離をオーバーした場合はどうなる?
走行距離制限をオーバーした場合、超過距離にあわせて、1kmあたり何円と言う形で、追加料金が発生し、契約満了時に追加出費をして精算する必要があります。
使用目的がハードなケースで制限距離をオーバーしてしまいそうな場合、距離を気にして運転しなくてはならなくなり快適なカーライフが過ごせなくなってしまいますので、走行距離が無制限のプランを提供しているカーリースを利用すると、距離を気にせず安心して利用できるようになります。
制限距離の精算は走行距離の合計でおこなわれる
走行距離制限は毎月の制限距離が明示されていますが、実際の精算は契約満了時にトータルの走行距離で計算します。
乗りすぎた月があったとしても他の月でカバーができますので、クルマの使用目的と照らし合わせて大体の平均距離を計算しておくと良いでしょう。
例えば、契約期間7年で月間走行距離制限1500km、年間18000kmの場合、制限距離は126,000kmで、契約満了時にトータルの走行距離が超えているかどうかで精算が必要かが決まります。
制限距離なしのカーリースは?
残価設定をしないカーリースには、走行距離制限がありません。
走行距離制限は、距離に応じた残価設定をして、残価を差し引いたお得な料金でカーリースを利用するために設けられています。
もらえるカーリースのような譲渡が前提のカーリースは、契約時に設定する契約満了時の残価を0円としているため、クルマの価値を維持する必要がなく、走行距離制限がありません。
ただし、残存価格が差し引かれませんので、残価設定0円のカーリースは、残価設定するカーリースよりリース料金が高くなります。
まとめ 制限距離は適切な距離を選択するとコスパが良い
走行距離制限は、クルマの価値を維持して、お得な料金でクルマを利用するために設定されています。
走行距離が短いほどクルマの価値は高く維持されますので、自分の使用目的に合わせて制限距離を適切に設定すると安い料金でお得に利用できます。
クルマの使用方法によっては、制限距離が足りなくなりますので、距離制限のないカーリースを選択する必要があります。
リース料金が安くなる
長距離を毎日乗るような全体の7%ほどの人にとって、走行距離が足りない場合があります
。
デメリット.2:途中解約が原則できない
カーリースは基本的に途中解約ができません。途中で解約するには違約金が必要になるのが一般的です。
しかし、条件付きで途中解約が可能であったり、無条件で解約が可能なカーリースが一部あります。
途中解約に解約金がかかる理由
契約途中での解約に解約金がかかる理由は、契約満了を前提に、月々の支払い料金が設定されているからです。
カーリースで利用するクルマは新車で、契約時にリース会社が購入代金を肩代わりしています。
さらに、クルマの登録料などの初期費用や初回の車検、税金、自賠責保険料なども月々のリース料金に含まれています。
カーリースの月々の支払いが一定であるという強みは、カーリース会社がその都度税金や料金を肩代わりして支払っているため成り立っています。
そして、実際にクルマにかかる維持費用は、いずれも契約満了を前提にして料金が一定になるように計算され、月々の定額支払いに含まれています。
したがって、カーリースは契約満了を前提に毎月の支払い金額が決められていますので、契約途中での解約が原則できません。
クルマを全損した場合、中途解約になる
事故や盗難でクルマを全損した場合、カーリース契約は自動的に途中解約になり、違約金が発生します。
通常の中途解約の場合、クルマの残存価格を引いた金額で違約金を計算しますが、全損の場合、クルマの残存価格がないので高額な違約金が発生します。
そのため、カーリースでは、車両保険付き任意保険への加入が推奨されています。
大きな金銭的なリスクがありますので、車両保険付き任意保険に加入しておくと、万が一の事故も安心です。
カーリース専用の車両保険付き任意保険を紹介しているカーリースや、基本料金にすべてが含まれるKINTOを選ぶと、全損時の違約金も全額カバーされ料金がお得です。
KINTO公式
中途解約ができないデメリットの解決方法は?
中途解約ができないデメリットを回避するには、途中で解約ができるカーリースと契約する方法しかありません。
当然ですが、途中解約ができない契約を一度してしまうと、途中解約そのものが契約上の決まり事ですので、回避方法はありません。
中途解約ができるカーリース
カーリースの途中解約ができないデメリットにも近年差別化を図る動きがあり、途中解約可能なカーリース会社が増えています。
契約から一定の年数が経過するなど条件を満たすことで、途中解約ができるカーリースや、最初からいつでも解約OKなカーリースがあります。
カーリースを検討しているけれど、生活環境の変化で利用継続できるかわからないので中途解約できない点に不安がある方は、解約可能なカーリース会社を選んでおくと安心してカーリースでクルマを利用できるようになります。
【途中解約いつでもOKなカーリース:リースナブル公式】
途中解約ができるカーリス一覧
まとめ 途中解約不可は、契約上の決まり事
途中解約ができない特徴は、契約上の決まり事になりますので、回避するには事前に中途解約が可能なカーリースを選ぶしかありません。
新車の購入費や車検整備費用、税金などまとまった金額負担をカーリース会社に肩代わりしてもらい、月々定額料金で無理なく新車が利用できる
ライフイベントやクルマの全損時など解約が必要な場合、解約金が発生し金銭的にリスクがある
デメリット.3:契約満了時に追加出費の可能性がある
カーリースは、契約満了時に追加出費の可能性があります。
ただし、もらえるカーリースや原状回復カバーオプションがついたカーリースは、追加出費がありません。
追加出費が発生する理由
追加出費が発生する理由は、リース料金が、契約時に予測した残存価格を差し引いて、算出されているからです。
カーリースは、契約時に契約満了時の残存価格を予測して設定(残価設定)し、車両代金から予測した残存価格をあらかじめ差し引いて、お得な料金で利用するサービスです。
予測した残存価格を維持して返却するために、残存価格を下げるような走行距離制限の超過やクルマの原状回復に追加出費が発生します。
また、予測した残存価格と実際の残存価格との差額を利用者が精算するオープンエンド方式の契約をしていた場合、差額精算で追加出費が発生する可能性があります。
したがって、残価設定をして、車両代金から将来の残価を差し引いてお得な料金でクルマを利用するカーリースの仕組みがあるので、追加出費が必要になります。
追加出費が発生する3つのケース
契約満了時に、追加出費が発生するケースは下記3通りです。
- 返却時追加出費が発生する3つのケース
- 走行距離制限をオーバーしている
- クルマの価値を大きく下げるようなキズや凹み、車内の汚れがある
- オープンエンド方式の契約を選択し、クルマの市場価値が予測を下回っている
ケース.1:走行距離制限をオーバーしている
走行距離制限をオーバーしている場合、超過距離にあわせて追加出費が必要です。
カーリースは返却まで残価を維持するために、契約時に走行距離に制限が設けられる場合があります。同時に、超過した場合の超過料金について1キロあたり何円という形で設定されます。
超過距離は月単位ではなく総走行距離に対して設定されますので、乗りすぎた月があったとしても他の月でカバーすることができます。契約時に使用目的に合わせて平均的な走行距離を設定することがポイントです。
例えば、月間走行距離制限が1500kmで5年契約、超過料金8円/km、返却時の走行距離95000kmだった場合、
設定された走行距離制限は、
1500km×5年x12ヶ月=90000km
になり、超過距離は95000-90000=5000kmですので、契約満了時の追加出費は4万円になります。
したがって、契約満了時に設定した走行距離制限をオーバーしていた場合、超過距離にあわせて追加出費が必要になります。
ケース.2:クルマの価値を大きく下げるようなキズや凹み、車内の汚れがある
クルマの価値を大きく下げるようなキズや凹み、車内の汚れがある場合、原状回復費用として追加出費が必要です。
カーリースは残価設定をして、予測した残価のクルマを返却してお得に利用するサービスですので、残価を大幅に下げる大きなキズやヘコミ、車内の汚れは原状回復をして返却する必要があります。
例えば、契約期間中に事故によりクルマを損傷させてしまった場合、契約満了までに損傷箇所を車両保険を使うか実費負担して修理する必要があります。
したがって、返却時のクルマの状態が悪い場合、原状回復の追加出費が必要になります。
ケース.3:オープンエンド方式の契約を選択し、クルマの市場価値が予測を下回っている
契約満了時に契約者が残価精算をおこなうオープンエンド方式の契約を選択し、契約満了時の実際の残存価格が予測を下回っていた場合、実際の残存価格と予測の残存価格の差額の精算で追加出費が必要になります。
カーリースで支払う料金は、返却時の残存価格をあらじめ差し引いた金額で計算されています。そのため、契約満了時に実際の残存価格と予測した残存価格の間に差額が生じた場合、リース料金として支払うべき金額が過剰であったり不足したりします。その差額を利用者が精算する契約がオープンエンド方式です。
オープンエンド方式の契約でカーリースを利用した場合、契約満了時の残存価格が予測を下回っていると差額精算で追加出費が必要になります。一方、実際の残存価格が予測を上回っていた場合は返金があります。
もらえるカーリースは追加出費が発生しない
もらえるカーリースでクルマを利用する場合、契約満了時の追加出費が発生しません。
もらえるカーリースは、残価設定が0円で、契約満了時に返却せずそのままクルマを譲渡する契約です。
残価設定0円のカーリースは、残存価格を維持する必要がありませんので、走行距離制限なし、原状回復なしになります。
したがって、もらえるカーリースは、走行距離制限が存在せず、原状回復する必要なし、残価精算もありませんので、契約満了時の追加出費が発生しません。
もらえるカーリース一覧
クローズドエンド方式の契約は残価精算がない
クローズドエンド方式の契約形態を採用しているカーリースを利用する場合、契約満了時に残価精算がありません。
クローズドエンド方式の契約形態を採用しているカーリースは、残存価格の変動リスクをカーリース会社が請け負う仕組みです。カーリース会社は残価の変動で損をしないように、残価を低く設定する傾向があるため、オープンエンド方式の契約に比べて、クローズドエンド方式契約のリース料金は高くなる傾向があります。
クローズドエンド方式契約のカーリス一覧
オープンエンド方式のカーリースとクローズドエンド方式のカーリースの特徴は下記です。
- クローズドエンド方式契約 は、残価精算で追加出費の可能性がありませんが、リース料金がオープンエンドに比べて高くなります。
- オープンエンド方式契約 は、残価精算で追加出費の可能性がありますが、リース料金がクローズドエンドに比べて安くなリます。
まとめ 追加出費の可能性がある理由は残価設定
契約満了時に設定した残価でクルマを返却する前提であるため、走行距離を超過した場合には、超過距離にあわせて追加出費が必要になり、クルマの状態が悪い場合には、原状回復での追加出費が必要になります。
また、設定した残価と実際の残価には差額が生じるため、カーリース料で支払う金額が過剰であったり不足していたりするので、不足した場合に追加出費が必要になる場合があります。
いずれも、残価設定をすることが理由ですので、残価設定が0円のもらえるカーリースでクルマを利用すると、すべての追加出費の可能性がなくなります。
残価設定をして安い料金で新車が利用でき、最終的に追加出費が発生しなかった場合はお得
走行距離やキズやヘコミに注意してクルマを利用する必要がある
デメリット.4:カスタマイズができない
カーリースのクルマは、カスタマイズが基本的にできません。
ただし、もらえるカーリースを利用する場合はカスタマイズができます。
カスタマイズができない理由
カスタマイズができない理由は、返却するまで、設定した残存価格を維持する必要があるからです。
カーリースは、契約時に、契約満了時の残存価格を予測して設定し、車両代金から予測した残価を差し引いてお得な料金でクルマを利用します。
そのため、契約満了まで残存価格を高く維持する必要がありますので、故意に残存価格を下げるカスタマイズは禁止です。
ただし、残存価格を下げないようなカスタマイズや取り外しが可能なカスタマイズができるカーリースはあります。
「もらえる」カーリースはカスタマイズが可能
もらえるカーリースは、カスタマイズができます。
もらえるカーリースは、譲渡が前提ですので、契約満了時の残価を0円に設定しています。
残価設定が0円の場合、残価を維持する必要がなく、契約満了時にそのままマイカーになりますので、残存価格を落とすよな改造やカスタマイズができます。
もらえるカーリス一覧
まとめ カスタマイズができない理由は残存価格の維持
カーリースは、契約満了まで最適な残存価格を維持する必要がありますので、故意に残存価格を落とすようなカスタマイズができません。
譲渡が前提のもらえるカーリースは残価設定が0円であり、最終的にマイカーになりますので、もらえるカーリースではカスタマイズが自由にできます。
残存価格を維持することで、カーリースを安くお得に利用できる
趣味として改造やカスタマイズが楽しめない
デメリット.5:審査がある
カーリースでは、プランの申し込み後に、必ず審査があります。
審査がある理由
審査がある理由は、契約者にリース料金の支払い能力がないとカーリース会社が損をしてしまうからです。
カーリースでは、契約時にカーリース会社が新車を購入するという金銭的なリスクを負っています。また、税金、車検整備費用など初期費用を契約者に代わってカーリース会社が支払っています。
カーリースは契約満了を前提に、車両代金や初期費用、想定される税金やメンテナンス費用などの総額を契約期間で割ることで月々定額料金で利用できる仕組みになっています。
そのため、契約期間の途中で契約者がリース料金を支払えなくなるとカーリース会社に損失が発生しますので、カーリースでは契約者が契約満了までリース料金を支払えるかどうかを判断するための審査が必ず行われます。
まとめ 審査がある理由はカーリース会社がリスクを負っているから
カーリース会社は、利用者に代わってまとまった金額を支払い新車を提供していますので、利用者にカーリース料金の支払い能力がなく支払いが滞ってしまうと損をしてしまいます。
カーリース会社が新車購入など利用者に代わって金銭的なリスクをとることができるようになり、まとまった金額負担なしで新車が利用できる
審査に落ちる可能性がある
デメリット.6:総額が大きくなる
一括購入でクルマを手に入れ同じ期間利用して下取りに出した総額に比べてカーリースで利用した総額が大きくなる場合があります。
ただし、ディーラーからの大量購入や独自のルートでクルマを仕入れていて、個人で交渉する割引率よりもスケールメリットによる割引率が高くなり、一括購入の総額よりもお得になるカーリース会社が一部あります。
また、KINTOのような任意保険を含んだサブスクリプションの場合、任意保険を含んだ総額で購入より安くなるカーリースもあります。
一括購入に比べて総額が大きくなる理由
一括購入に比べて総額が大きくなる理由は、リース料金には各種手続きの手数料が含まれているからです。
カーリースの料金には、税金、メンテナンス、自賠責保険など維持費が含まれていて、税金や自賠責保険などの支払い手続きやメンテナンス管理などをカーリース会社が代行します。
したがって、各種手続きの手数料もリース料金に含まれていますので、一括購入に比べて総額が大きくなる場合があります。
カーリースは選択次第で総額をおさえられる
カーリース会社は販売店から大量に新車を仕入れていますので、スケールメリットがあり、個人で交渉する割引よりも安くクルマを手に入れられます。
また、提携整備工場には定期的に安定的な整備手配をすることができ、個人で依頼するよりもお得な金額でメンテナンスを依頼することができます。
安くお得に契約できるキャンペーンの実施やメンテナンスやオプションがお得なパックになっている特選車を利用することで、購入よりも総額がお得になるケースがあります。
カーリースのメリットは?
ここまでカーリースのデメリットについて解説してきました。
しかし、デメリットがあるにもかかわらず、カーリースの利用者は年々増加傾向にあります。
では、なぜカーリースは選ばれているのか。
カーリースが選ばれる理由は、やはりメリットがあるからです。
ここでは、カーリースを利用するメリット下記5つについて解説していきます。
メリット.1:頭金、初期費用なしで手軽に新車を利用できる
カーリースは頭金なし初期費用なし、まとまった金額を用意する必要がなく、手軽に新車を利用できます。
カーリースは、利用期間を決めて複数年の契約をしてクルマを利用するサービスです。
新車の導入にかかる購入費用や税金、各種初期費用などは契約期間中の費用としてまとめられて、初回から同じ月額料金で始められます。
もしローンで車を購入する場合、頭金や税金、登録料などさまざまな出費と手続きが必要ですが、カーリースはそのようなことがありません。
したがって、カーリースは、貯金なしでも新車をマイカーのように利用できる画期的なサービスです。
メリット.2:維持費を含んだ月々定額料金で家計管理がしやすい
カーリースは、維持費を含んだ月々定額料金でクルマを利用できます。
カーリースは、契約期間中の自動車税、自動車重量税、自賠責保険、メンテナンス費用など維持費をリース料金に含むことができ、維持費を含んだ総額を契約期間で割って、月々定額料金でクルマを利用できますので、クルマ関連の出費が安定して家計管理がしやすくなります。
クルマを購入して所有した場合、毎年の自動車税、車検時の自賠責保険料、重量税、整備費用、通常時のメンテナンス費用などその都度費用がかかり出費が安定しませんが、カーリースではそのようなことがありません。
したがって、カーリースは維持費を含んだ月々定額料金でクルマを利用できますので、家計管理がしやすく便利です。
メリット.3:ネットで納車まで完結でき気軽で便利
カーリースはネットで納車まで完結できるので便利です。
カーリース各社のサイトは充実していて、ネットで料金シミュレーションをして、申し込みもそのままできます。
審査や契約は電話と郵送で済ますことができ、納車は自宅にしてくれます。
新車購入する場合、何度も販売店に出向いて、交渉をしたり打ち合わせをしたりする必要があります。
また、販売店で営業を相手に割引の交渉をする必要がありますが、カーリースは元から割引された車両代金でリース料金が算出されていますので、交渉する必要がなく気軽に導入できます。
したがって、カーリースはネットと郵送で納車まで完結できますので、気軽に便利に新車の利用を開始できます。
メリット.4:税金支払いなど手続きを代行してもらえる
カーリースは税金の支払いや保険料の支払い、メンテナンス管理などさまざまな手続きを代行してもらえます。
カーリースは法定費用である導入時の税金、毎年の自動車税、車検時の重量税、自賠責保険料の支払い、メンテナンスプランに加入することでメンテナンス管理を代行してもらえます。
また、最初から基本料金にクルマに必要な維持費がすべて含まれ、まるごと代行してもらえるサブスクもあります。
KINTO公式サイトはこちら
したがって、カーリースは税金の支払いやメンテナンス管理など煩わしい手続きをリース会社に代行してもらえて便利です。
メリット.5:車を手放す時に手間がない
カーリースでは、契約満了時のクルマの処遇が契約で決められた選択肢を選ぶだけで良いので、手放す時に手間がありません。
クルマを購入して所有した場合、クルマを手放すには買取業者の見積もりや交渉、手放す時の各種手続きなど煩わしい手間がありますが、カーリースはそのような手間がありません。
したがって、カーリースはクルマを手放す時の手間がなく便利です。
おすすめのカーリース<条件別>
「走行距離制限なし」を選べるカーリース4選
「走行距離制限なし」のサービスを提供しているおすすめカーリースです。
MOTAカーリースはすべてのプランで走行距離制限がありません。
定額カルモくんは契約期間7年以上で走行距離制限なしです。
ニコノリは9年以上のもらえるプランで走行距離制限がありません。
カーコンカーリースもろコミは契約満了すれば走行距離制限がありません。
もらえるオプションを選べるカーリース5選
「もらえる」オプションのサービスを提供しているおすすめカーリースです。
MOTAカーリースはすべてのプランでそのままもらえます。
定額カルモくんは7年以上のカーリース契約で「もらえる」オプションが選べるようになります。
ニコノリはもらえる9年プランがあります。プランを柔軟に構成できます。
カーコンカーリースもろコミはすべてのプランでもらえます。
SOMPOで乗ーるは現在、ミライース、N-BOX、ハイゼットカーゴの3種類のみ9年契約以上で「もらえる」オプションが選べます。10月下旬以降に全車種で取り扱い予定となっています。
MOTAカーリース | 定額カルモくん | ニコノリ | もろコミ | SOMPOで乗る | |
---|---|---|---|---|---|
車がもらえる オプション条件 | すべての契約で そのままもらえる | 7年以上の契約 オプション加入 | 9年プラン | すべてのプラン | 9年契約 専用プラン |
車種 | 国産全車種 | 国産全車種 | 国産全車種 | 国産全車種 | 国産全車種、輸入車 |
メンテナンス プラン種類 | 2種類 | 3種類 | 2種類 | 2種類 | 3種類 |
契約期間 | 5年,7年, 11年 | 1~11年 年単位で選択 | 1~9年 柔軟に選択 | 7年,9年, 11年 | 3年,5年 7年,9年 |
もらえるオプション | あり | あり | あり | あり | あり(一部) |
月間走行距離制限 | 無制限 | 1500km 7年以上で無制限 | 500km~ もらえるで無制限 | 2000km、 契約満了で無制限 | ~3000km もらえるで無制限 |
公式サイト | MOTAカーリース | 定額カルモくん | ニコノリ | 詳細ページ | SOMPOで乗ーる |
途中解約が可能なカーリース3選
「途中解約が可能」なサービスを提供しているおすすめのカーリースです。リースナブルは制限なく途中解約を解約金なしで認めています。KINTO ONEはある程度の年数が経過したあとに解約が可能ですが、解約時に追加料金が設定されています。
クローズドエンド方式契約のカーリース4選
- クローズドエンド方式契約の特徴
- 返却時の残価精算がない
- オープンエンド方式契約に比べ月額料金は高くなる
KINTO | MOTAカーリース | 定額カルモくん | コスモMyカーリース | |
---|---|---|---|---|
取り扱い車種 | トヨタ系車種 | 国産全車種 | 国産全車種 | 国産全車種 |
メンテナンス プラン種類 | 基本料金に 含まれる | 2種類 | 3種類 | 3種類 |
契約期間種類 | 3年,5年, 7年 | 5年,7年, 11年 | 1~11年 年単位 | 3年,5年, 7年 |
もらえるプラン | なし | あり | あり | なし |
月間走行距離 制限(km) | 1500km | 無制限 | 1500km、 無制限 | 1500km |
ホームページ | KINTO | MOTAカーリース | 定額カルモくん | コスモMyカーリース |
まとめ
主なカーリースのデメリットは次の6つです。、
- カーリース6つのデメリット
- 走行距離制限がある
- 途中解約に解約金が必要
- 契約満了時に追加出費が必要
- カスタマイズができない
- 審査がある
- 一括購入に比べ総額が大きくなる
また、メリットは次の5つです。
- カーリース5つのメリット
- 頭金や特別な初期費用が必要ない
- 月々定額
- ネットだけで導入できる
- 税金などの手続きを代行してもらえる
- 車を手放すのに面倒がない
カーリース需要の高まりと供に、新規にカーリース事業を始める企業が増えています。そのため、カーリースはサービスが充実し差別化が進んでいます。
デメリットを解決したりデメリットを回避したりして、自分にあったプランを選んでメリットだけを受けて利用できるようになっています。
条件別におすすめのカーリースであげたプランを参考にしてみてください。
「走行距離制限なし」を選べるカーリースとして、
- 走行距離制限なしカーリース
- 「 MOTAカーリース」
- 「 定額カルモくん」
- 「ニコノリ」
- 「カーコンカーリース詳細」
「もらえる」オプションを選べるカーリースとして、
- もらえるカーリース
- 「 MOTAカーリース公式」
- 「 定額カルモくん公式」
- 「 SOMPOで乗ーる<」
途中解約が可能なカーリースとして、
クローズドエンド方式契約のカーリースとして、
があります。
今回はデメリット別におすすめカーリースを紹介しましたが、今回紹介したカーリース以外にもおすすめしているカーリースはありますので他の記事も参考にしてみてください。